更新日:2006/04/25
   
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詳しい使い方

条件設定とチャート

 




「株長者」で銘柄を発掘するための条件はたくさんありますが,その日の相場に合った適当な条件を設定しなければ有望な銘柄を発掘することはできません.慣れてくれば自分なりに条件を設定することができますが,初めのうちは次の例を参考にして条件を組み合わせてみてください.

例1 下落を続けていたが,反転上昇の兆しの見える銘柄を発掘したい
1.条件設定と発掘
まず条件を設定します.
「下落を続けていた」ですから,まずチェックする条件は次の2つになります.
5日移動平均以下25日移動平均以下
実行する日の相場の状況によりますが,これだけの条件では発掘される銘柄が多すぎることがあります.そこでさらに条件を追加します.
3日隠線右下がり
ここまでの条件で昨日までの3日間,一貫して下げ続けている銘柄を発掘できます.
つぎに,「反転上昇の兆し」ですから
本日陽線
以上の条件で発掘するとかなり銘柄が絞られてきます.

発掘ボタンをクリックするタイミングは「条件を全部設定した後」または「各条件を設定するごと」のどちらでもかまいません.あるいは条件を全部設定した後に,一つずつ条件を外していくという方法もあります.上の条件の中で3日隠線だけを外した場合と右下がりだけを外したときには発掘される銘柄が少し違いますが,それほど気にする必要はありません.

「反転上昇」ということであれば長い下ヒゲ包み足出来高 などの条件を考えてももよいでしょう.しかし,条件2で設定できる条件は1つだけでも条件1の条件より厳しいので,単独あるいは弱い条件との組み合わせで使うことをお勧めします.
本日陽線長い下ヒゲ
上の2つだけでもかなり強い条件になり,発掘される銘柄は少なくなります.
本日陽線包み足
上の2つでも反転上昇の兆しのある銘柄を発掘することが出来ます.

2.銘柄を監視ボードに登録
発掘した銘柄を監視ボードに登録するわけですが,全部を登録するのではなく,さらに銘柄を絞る必要があります.そのときに次の点に注目してください.

◎ 出来高
出来高が極端に少ない銘柄は除外します.少なくとも5分足のチャートを表示したときにすべての時間帯で売買がおこなわれている必要があります.
◎ 価格変動
チャートを見たときローソクが短く,ちょこちょこ動く銘柄は除外します.スウィングやデイトレではボラティリティーが高い銘柄だけに注目する必要があります.
◎ 直近高値
上値がどこにあるのか確認しておきます.高値ではね返されるかブレークするかを見極めるときの目安になります.また,価格帯別出来高で大商いのあった株価を確認しておきます.
◎ 他の指標
チャートの形だけでなく,MACDや一目均衡表など他の指標についてもチェックしておくとよいでしょう.
◎ 市場とセクター
どの市場が人気化しているのか日経平均,マザーズ指数などを見て確認しておきます.また業種別値上がり率をチェックして,登録しようとしている銘柄が上位のセクターに属しているかを調べます.もし下位のセクターに属しているようならば,第二監視ボードを作成して登録しておき,ときどきチェックするようにします.


例2 少し前に高値を付けて反落,もみ合い離れしそうな銘柄を発掘したい
1.条件設定と発掘
「高値を付けて反落」なので昨日までが
5日移動平均以下25日移動平均以上
発掘できた銘柄が多すぎたときは
3日隠線または右下がり
を追加してみます.さらに状況により
本日隠線または十字線
を追加してもよいかもしれません.
この条件で発掘した場合は,翌日からすぐに反騰することはないと思います.数日間,監視を続ける必要があります.
ボードに登録するときの注意は例1と同じです.

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